アカイシマウマ

自分嫌いを克服したら人生が楽になった。

自分嫌いでも夢を叶えられるのか 〜宮本佳実さんが教えてくれたこと〜


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こんにちは。

うっちーです。

 

ご無沙汰しております。

 

半期末ってこわい。

平日5日間休んだのに残業時間が他の月と同じくらいありました。

今ブログ書けていることが幸せです。

(ブログやっててよかったー)

 

 

昨日久しぶりにリアルの本を買いました。

ずっと気になっていたけどなかなか電子書籍化されなかったので。

 

 

 

宮本佳実さんの『「売れる私」になる方法』がよく行く本屋さんで売り上げ上位にランクインしていました。

 

しかし今回は宮本さんの基本的な考え方などを知りたかったのでこちらを購入。

 

 

宮本さんの言葉は基本、ゆるーい感じです。 

『石橋は叩かずルルル〜♪と駆け抜ける』とか『やりたいことを声に出して♡』といった具合。

 

それでいてどこかに芯が通っている印象を受けました。

でもそれは鉄のように硬いものではなく、たとえば竹のようなしなさかさのある強さ

 

そしてそれはわたしが追い求めている強さでもありました。

 

 

自分のことが嫌いでも夢は叶えられるのか

 

答えはYESでもありNOでもある、とわたしは思います。

 

自分嫌いのままではなかなか夢は叶わない。

でもきちんと目標をたてて小さな一歩を踏み出し続ければ、

自己否定感が弱まり、そして最後に夢が叶う。

 

まだわたしは夢を叶えられていないし、自分嫌いも100%克服できたわけではありません。

だからあくまで「思います」としか言えません。

しかし宮本さんの本を読むと、この考えもあながち間違いではないなと思えてきます。

  

わたしの夢は自分の本を出すことです。

 

まだ誰にも言ったことがない夢。

自分にできるのか、どうやって叶えるのか、など不安しかありません。

しかしそれでも夢なんです。

 

そのために小・中学生の頃はマンガを描き、高校・大学では小説を書いていました。

しかしわたしには創作する才能はないと、ずっと感じていました。

それでも子供のころは、自分の本を出す=操作することだと思っていたので、下手くそながらもかき続けていたのです。

 

就職して忙しさの中で夢を忘れていた数年間。

自分らしさを忘れて必死で働いてきたつもりです。

それでいて会社に対する不満、仕事に対するストレスで20代前半で2度転職しました。

 

今働いている会社もボーナスをもらったら辞めようと思っています。

そして自力で稼いでいけるようになりたいです。

 

それを叶えるためにも自分嫌いを克服し、自分らしさを取り戻す必要があります。

 

平日はあまり時間をさけないですが、休みの日くらいはブログを書きながら自分と向き合っていこうと思います。

 

自分らしく好きなことで生きていく。

それを本にしてたくさんの人に伝える。

 

そんな日を夢見て、目の前の一歩を確実に踏み出していきます。

 

こんなわたしですが、見守っていただけると嬉しいです。

 

  

 

嫌われることが怖い人へ〜あなたが嫌われるのはあなたらしく生きているから〜


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こんにちは。
うっちーです。
 
突然ですが、あなたは人から嫌われて嬉しくなりますか?
 
たいていの人は嬉しく思わないですよね。
むしろ嫌われたら悲しいと思う人のほうが多いでしょう。
 
だからこそ嫌われたくないという理由でついつい嫌な仕事も引き受けてしまったり、行きたくない飲み会に参加してしまったり…
つねに他人の顔色を伺いながら行動してしまいます。
 
しかし多くの人はそんな毎日に生きづらさを感じています。
そして他人の顔色を伺う自分を変えたいとも思っています。
 
そこで今回は人に嫌われることが怖いという感情とどう向き合うかをお話します。
 
 

人の目を気にするのは自分に自分がないから


まずはじめに、なぜ人から嫌われることが怖いのかを考えましょう。
 
友人から嫌われたら、ひとりぼっちになるかもしれないし、いじめにあうかもしれない。
職場の人から嫌われたら、仕事が回らなくなるかもしれない、昇進できないかもしれない。
 
嫌われることで生活になんらかの支障をきたすと思うので、人は嫌われることを恐れます。
 
また、人に嫌われることがいやだということは、裏返せば人に好かれたいということです。
しかもできるだけ多くの人に好かれたいと思っています。
 
自分が人から好かれているということで自信を持てるからです。
 
こういう人は「承認欲求」に突き動かされています。
 
承認欲求とは、他人からいい評価を得たい、認められたいと思うことです。
 
上司に認められたくて、いやな仕事を引き受ける。
友達にすごいと言われたくて、ブレンド品を見せびらかす。
 
承認欲求に突き動かされている人は、つねに他者の目を通して自分がどう見えているかを気にしています。
それが他者の望む自分であるか、他者から一目置かれるような自分であるかを気にしています。
 
できる部下でいること、一緒にいても恥ずかしくない友達でいることに全力を尽くすのです。
 
承認欲求にかられてしまう原因は、自分に自信がないからです。
自分で自分を認められないから、他人に認めてもらおうと思うのです。
 
しかし、すべての人から好かれる方法なんてありません。
 
自分で自分を認めてあげる努力をするほうがはるかに効率的です。

 


人に嫌われるのは自由に生きているから


さて、自分を認めてあげれば承認欲求から解放されるといっても、簡単に自分を認めることができない人もいるでしょう。
 
そういう人は、人から嫌われる=悪いことという思考をかえていきましょう。
 
あなた自身が嫌いになるのはどんな人ですか?
 
まず考えられるのが、他人に不快感を与える人です。
 
・ルールを守らない人
・悪口や噂話ばかり言う人
・他人の成果を横取りする人
 
こんな人いやですよね。
 
次に考えられるのが人に左右されず自分らしく生きている人です。
 
・自分の主張を曲げない人
・他人との馴れ合いを嫌う人
・目標を決めると他人の意見に耳を貸さずに突っ走る人
 
こういう人ははた目から見ると格好いいです。
しかし協力しなければいけない場面、仕事や学校などの集団の中では時として嫌われ者になることがあります。
周りと同調することよりも自分らしくあることに重きをおいているからです。
 
そしてあなたが人から嫌われているとしたら、あなた自身がこのようなことをしている可能性があるのです。
 
あなたを嫌っている人がいるということは、あなたがあなたらしく自由に生きている証拠なのです。
 
だから人から嫌われないように悪いクセを直そうとか、あんなこと言わなければよかったとか、あなた自身を否定する必要はないのです。
 
人は誰しも自由に自分らしく生きたいと思っています。
 
しかしその自由は、そう簡単には手に入らないと思っている人が多くいます。
だからこそ、自由を手にいれた人を妬み嫌うのです。
そんな人は放っておきましょう。
 
人から嫌われることは悪いことではありません。
それは自由に自分らしく生きているという証なのです。
 
ここで私の好きな言葉を引用させていただきます。
 

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。
『嫌われる勇気 自己啓発の源流 アドラーの教え』より 

 

 

 自分を好きでいてくれる人を大切にする

 

 ユダヤの教えにこんなものがあります。

 

10人の人間がいれば1人はなにがあってもあなたのことを嫌うし、あなたもその人のことを好きになれない。

10人のうち2人はなんでも打ち明けられる親友になれる。

残りの7人はどちらでもない。

 

あなたが自由を行使したコストとして10人のうち1人に嫌われてしまうかもしれません。

しかし別の2人には好かれることもできるのです。

 

あなたを嫌う、不自由な生き方をしている人に注目するのか。

あなたを好きな、自由な生き方をしている人に注目するのか。

 

あなたならどちらに注目していきたいですか?

 

どちらに注目するかであなたの人生の豊かさが変わってきます。

 

人から嫌われることは怖いかもしれませんが、それはあなたがあなたらしく生きている証拠です。

 

そんなあなたの側にいてくれる人を大切にして生きていきましょう。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

人から嫌われるのって怖いですよね。

嫌われたら孤独になってしまうんではないかと思ってしまいます。

 

それでも嫌われることを恐れずにあなたらしく毎日を送れば、そんなあなたらしさを好きになってくれる人が周りに集まってきます。

他人に合わせるのではなく、自分らしく人生を歩んでいきましょう。

 

 

 

『幸せになる勇気』も簡単にまとめてみた


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こんにちは。

うっちーです。

 

先日の『嫌われる勇気』に続き、

『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ』を読みました。

 

 

『嫌われる勇気』まとめ記事はこちら↓

redzebra.hatenablog.com

 

前作『嫌われる勇気』がアドラー心理学地図ならば、『幸せになる勇気』はコンパスのような存在だと、あとがきで岸見一郎氏が語っています。

 

その言葉が物語るように、本書は理解と実践が難しいとされるアドラー心理学を日常生活に落とし込み実践するための助けになるような構成になっています。

 

アドラーの教えを日常で試しやすいように、今回も本書の内容をおおまかにまとめてみます。

 

※一部ネタバレ要素が含まれています。ご注意ください。

 

 

テーマは「自立」

 

最初にこどもたちの教育の目的は「自立」であると語り、

最後にも愛とは「自立」であると語ります。

 

そして自立に必要な「尊敬」「信頼」そして「愛」についてのアドラーらしい痛快な理論が展開されています。

 

また、前作で登場した3つのタスク「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」についても詳しく説明されており、より実践にそくした内容になっています。

 

 

教育の目的は「自立」 そのためには「尊敬」が必要

 

こどもへの教育の目標は知識や教養などを身につけ、最終的に人間としての「自力」を援助することだとアドラーはいいます。

 

アドラー心理学で教育を語るとき、教育は他者(こども)の課題への介入なのではないかという疑問がでてきます。

 

しかしアドラーのいう教育とは、『自分の人生は、日々の行いはすべて自分で決定するものなのだということを教えること。そして決めるにあたって必要な材料ーたとえば知識や経験ーがあれば、それを提供していくこと』です。

 

つまり教育とはこどもの課題への介入ではなく、こどもが自らの課題に立ち向かうために必要な知識などを与える援助なのです。

 

では教育がこどもたちの自立にを目標とした援助だとしたら、そのはじめの一歩は何になるのか。これに対するアドラーの答えはこうです。

まずこどもたちを「尊敬」すること。

 

尊敬とは、人間の姿をありのままに見て、その人が唯一無二の存在であることを知る能力のことである。

尊敬とは、その人が、その人らしく成長発展していけるよう、気づかうことである。

(心理学者 エーリッヒ・フロム)

 

 フロムの言葉のとおり、尊敬とその人のはありのままの姿を受け入れ、その人らしい成長を援助することなのです。

 

そして尊敬を示す具体的な方法として、「他者のの関心事」に関心を寄せることをあげています。 

 

他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じる』のです。

もしもわたしたちがこの人と同じ種類の心と人生を持っていたら?』と考え、相手と同じ立場に立って同じ課題に直面することで相手に「共感」することができるようになります。

それを見たこどもは、自分をこども扱いするのではなくひとりの人間として向き合ってくれている、つまり「尊敬」されていると感じるのです。

 

そしてこれはこどもに対してだけでなく、いかなる対人関係においても重要なプロセスになります。

 

 

叱ってはいけない、ほめてもいけない

 

アドラー賞罰教育を否定しています。

教育する際に叱ってもほめてもいけないと言います。

その理由を理解するためには、アドラーのいう「問題行動の5段階」の内容と目的を知る必要があります。

 

 

第一段階の「称賛の欲求」を満たすために努力をしたが達成できなかったり、努力する根気がなかったりして称賛を得られなかった場合、第二段階の「注目喚起」へうつります。

いいことをして注目されようとする第一段階とは違い、第二段階では先生をからかったりいたずらをすることで周りの注目を集めようとします。

 

ここでの注目は叱られることを含みます

 

つまり第二段階では周りに叱られることまで計算された行動なのです。

叱ることで相手の用意したリンクにあがり、相手の問題行動をより助長することになります。

 

これが、アドラーが叱ることを否定する理由です。

 

問題行動の目的はすべて共同体での特別な地位を獲得することです。

問題行動をエスカレートさせないためにも、人は特別である必要はない、ありのままで価値があるということ尊敬を示すことで教える必要があります。

 

ではアドラーなぜほめることも否定するのか。

その理由を本書ではこう説明しています。

 

『ほめることは「能力のある人が、能力のない人に下す評価」であり、その目的は「操作」である(中略)「ほめられること」を目的とする人々が集まると、その共同体には「競争」が生まれます。』

 

 

一定の行動や成果を残した人をほめることは、他者を評価することです。

他者を評価することで上下関係が生まれます。また評価される者どうしの競争も生まれます。

そしてその結果、他者に自分の評価を任せることになります。

 

はじめに教育の目的とは「自立」であるといいました。

しかし他者に自分の評価を任せてしまうことは「依存」です。

 

 自立とは、自分の価値を自ら決定すること

 依存とは、自分の価値を他者に決めてもらうこと

 

誰かと比べることで自分の価値をきめるのではなく、自分が自分であることに価値をおくべきです。

 

『個性とは、相対的なものでなく、絶対的なものなのですから』

 

 

仕事のタスクは信用の関係 交友のタスクは信頼の関係

 

 仕事のタスクとは信用にもとづく人間関係であり、交友のタスクとは信頼にもとづく人間関係です。

 

 信用とは、相手のことを条件つきで信じること

 信頼とは、他者を信じるにあたっていっさいの条件をつけないこと

 

原則としてひとりで完結する仕事はありません。

どんな仕事も他者との協力の上に成り立ちます。

そしてその仕事の目的を達成するために、それぞれが役割を果たす必要があります。

 

例えば米を売るという仕事の場合。

農家の人が米を作り、それを市場まで運ぶ人がいる、店舗に並べる人がいて、それを販売する人がいます。

 

共通の目的があるため多少気が合わなくても協力できるし、むしろ協力せざるをえない関係であるのが仕事のタスクの特徴です。

転職したりすれば共通の目的もなくなるため、他人に戻ることもできます。

そういう意味では仕事のタスクが一番ハードルが低いと言えるでしょう。

 

しかしわたしたちは仕事に明け暮れるだけでは本当の幸せは得られません。

幸せとは、共同体の中に自分の居場所があると感じ、その共同体に自分が貢献しているという「貢献感」を持つことです。

わたしたちは幸せを得るために、交友のタスクに立ち向かわなければなりません。

 

同じ目的に向かい協力せざるをえない仕事での人間関係とは違い、交友はしなければいけないということはありません。

気の合う他者と自由に交友を深めることができます。

 

他者との交友を深めるためには、相手を信頼する必要があります。

相手を信頼できるかどうかは、相手を尊敬できるかどうかです。

 

われわれは交友において、他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じることを学ぶアドラー

 

他者を無条件で信じ尊敬することが交友のタスクの第一歩であり、わたしたちが幸せになるための第一歩でもあるのです。

 

 

愛とはふたりで成し遂げる課題

 

仕事のタスクは他者と協力し目的を果たすための人間関係であり、

交友のタスクは他者を信じ尊敬することで生まれる人間関係でした。

では愛のタスクとはなんなのか。

 

本書にはこう説明されています。

 

『利己的に「わたしの幸せ」を求めるのではなく、利他的に「あなたの幸せ」を願うのでもなく、不可分なる「わたしたちの幸せ」を築き上げること。それが愛なのです。』

 

『「わたし」や「あなた」よりも上位のものとして、「わたしたち」を掲げる。人生のすべての選択について、その順序を貫く。(中略)「わたしたち」のふたりが幸せでなければ意味がない。「ふたりで成し遂げる課題」とは、そういうことです。』 

 

つまり愛とのタスクとは、ふたりにとっての幸福を得ることことです。

なにもないところからふたりの意思で幸せを築きあげていくのです。

 

アドラーは、自立とは「自己中心性からの脱却」だと言います。

すなわち自立とは愛のタスクに向き合い、人生の主語を「わたし」から「わたしたち」へ変えることなのです。

 

誰かを愛するということはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である(フロム) 

 

落ちる恋ではなく、築きあげる愛。

それはフロムの言葉の通り、固い決意をもとにふたちで手をとりあい成し遂げていく課題です。

そして愛のタスクを成し遂げたとき、「わたし」から解放され本当の幸せを手にいれることができるのです。

 

世界はシンプルであり、人生もまた同じである

 しかし、シンプルであり続けることはむずかしい

 

幸せは、人生のタスクから逃げることなく立ち向かった先にあるアドラーはいいます。

 

わたしたちが幸せになるためには多くの課題を成し遂げなければなりません。

大企業に入れば幸せになれる、結婚すれば幸せになれる、というものではないのです。

つねに人生の嘘に逃げることなく、課題と向き合うことが必要になります。

 

『われわれにとっては、なんでもない日々が試練であり、「いま、ここ」の日常に、大きな決断を求められているのです。』 

 

アドラーはこうもいいます。

自分の人生は自分で選ぶことができる。

 

人生のタスクから目をそむけずに幸せに向かって歩み続ける勇気さえあれば、わたしたちは必ず幸せになれます。

そしてそれを決めるのはわたしたち自身です。

 

人生を複雑化し人生の嘘に逃げこまない勇気、幸せに向かい一歩ずつ確実に歩を進める勇気こそ、「幸せになる勇気」なのです。

 

大切なのは、なにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかであるアドラー

 

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

『嫌われる勇気』以上にこの『幸せになる勇気』の中には伝えたい要素が多く、どこを残しどこを削るか悩みました。

 

・幸せになるためには勇気が必要であり、その勇気とは人生のタスクから逃げずに立ち向かうこと。

・自立とは「わたし」からの解放、自己中心性からの脱却である 。

 

特に衝撃を受けたのはこの2点です。

幸せになることがこんなにも過酷な道のりだとは…

やはりアドラー心理学は手厳しいですね。

 

それでも人生のタスクに背を向けて逃げ回っていても本当の幸せにはたどり着けないんだなと気づかせれくれました。

気づいたうえで立ち向かうのか、逃げ続けるのかを決めるのもわたし自身であることも教えてくれました。

 

アドラーの教えをすべて実践するには時間がかかりそうですが、できるところから少しずつはじめてみようと思います。

 

 

まだ読んでいない方、再読したい方はこちらからどうぞ。

 

13年ぶりにUSJへ行ったのでディズニーとUSJを比べてみました


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こんにちは。

うっちーです。

 

会社の休みがとれたのでハロウィンイベント初日にUSJへ行ってきました‼

 

USJへはオープンしたての頃と、まだスパイダーマンができたばかり頃の2度しか行ったことがありません。

なので実に13年ぶりのUSJ

 

正直当時のUSJはディズニーランド、シーに比べると圧倒的に見劣りしているように感じました。

 

当時まだ中学生だったわたしが知っていたキャラクターはスヌーピーセサミストリート、ETくらい。

また身長制限があることで乗れるアトラクションも少なく全く楽しい思い出がありませんでした。

 

ではなぜUSJへ13年ぶりに行ってみようと思ったか。

それはちまたで「USJがディズニーを超えた」とまことしやかに囁かれていたからです。笑

 

今回は客観的事実とわたくしの主観を交えながらUSJのとディズニーの比較をしていこうと思います。

 

 

超えたと言われる理由は3つ 世界ランク・前年度比・単月入場者数

 


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2016年度のUSJ東京ディズニーリゾートTDR)の入場者を比較してみましょう。

 

USJ…1,460万人(前年比+5%)

TDR…3,000万人(前年比-0.6%)

 

入場者数だけ見るとがUSJにダブルスコアで圧勝。

ただTDRはランドとシーの2つを合わせた数字なので、当然といえば当然かなとも思えます。

 

そこで各パークの入場者数がこちら。

 

USJ…1,460万人(世界4位)

ランド…1,654万人(世界3位)

シー…1,346万人(世界5位)

 

アメリカのマジックキングダム、ディズニーランドに続き、日本の3パークが世界3位~5位をしてめいます。すごいですね。

 

2015年まで日本国内で不動の地位を確立していたTDR

その牙城を2016年にUSJが崩しました。

日本国内2位、世界4位に輝いたのです。

 

これが「USJがディズニーを超えた」と言われる一因になっています。

 

また、単月入場者数でUSJがディズニーランド(TDL)を抜いたというニュースもありました。

 

2016年10月単月入場者数

USJ…175万人

TDL…162万人(推定)

 

TDRは単月入場者数を発表していないものの、USJ運営会社ユー・エス・ジェイ執行役員の森岡毅氏が「われわれの分析では東京ディズニーランドを抜き、10月は国内のテーマパークで最も人を集めたと考えている」と発表したことで話題になりました。

 

ちなみにUSJの入場者数は3年連続の増加に対し、TDRは2年連続の前年度割れ

USJがこのまま伸び続ければ、TDRを抜いて国内1位になるポテンシャルを十分に秘めていると考えられます。

 

ただ入場者数ではTDRにかなり迫っているUSJも、2016年度のJCSI(日本版顧客マンドクド指数)を見るとまだまだ追いついていないようです。

 

JCSIは顧客満足度上位51企業を発表しており、2016年度TDRは77.1%で27位、USJはランク外でした。

かつて首位争いをしていたTDRが27位に落ちたことでディズニー不振というニュースを多く見かけますが、それでもUSJには優っているようです。

2016年度JCSI《日本版顧客満足度指数》年間発表|サービス産業生産性協議会 - SPRING

 

ここまで客観的な数字を見てきました。

確かにここ数年のUSJの追い上げは目をみはるものがありました。

しかし入場者数、顧客満足度ともに「ディズニーを超えた」とは言い切れなのではないかなと感じます。

 

行ってみた感想 前回よりはよくなっていたけど…

 


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さて、ここからは13年ぶりに行った感想をお話しします。

 

よかった点

ミニオンがとにかくかわいい

ハリーポッターエリアの世界観がハンパない

・アトラクションの完成度が高い

 

悪かった点

・ジェットコースター乗れないと楽しめない

・映像に頼るアトラクションが多い

・ハロウィン感が少ない

 

 

今年公開した怪盗グルーシリーズの映画の影響もあるのか、いたるところがミニオンだらけでした。

ミニオンエリアもめちゃくちゃかわいくて大興奮でした。

ミニオングッズの店は夕方には会計の列が外まで伸びるほどの人気。

さすがに店内の混雑には参りました。

しかし個人的にはミニオン大好物なので楽しかったです。

 

そしてUSJで最も人気と言っても過言ではないハリーポッターエリアはやはり評判通りでした。

映画の世界に迷いこんだようで感動。

エリア全体の統一感もありはるばる来てよかったなと思いました。

また行きたいです。

 

また、次回来たときも乗りたいなと思えるアトラクションが増えたこともよかったですね。

これも入場者数増加につながっているのでしょう。

オープン当時からあるジョーズ、ウォーターワールドの安定感に加えて、スパイダーマンハリーポッターなど完成度の高さは十分ディズニーと戦えるレベルでした。

 

しかしメインアトラクションがジェットコースター系ばかりなのは気になりました

わたしはジェットコースターが苦手です。

なのでバックドロップやフライングダイナソーなどには乗れないため、かなり選択肢が少なくなってしまいました。

 

余談ですが、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに並んではみたものの、恐ろしすぎて搭乗直前でわたし一人リタイアしました。

絶叫系好きの友人は楽しそうに乗っていました。信じられない。笑

 

あとは、3Dメガネ渡して映像見せとけ感があったのも気になりました。

映像を使えば小さな建物で済むしリニューアルも簡単なのでしょう。

しかしハリーポッターミニオンスパイダーマンも映像系。

3D映像見ながら思いっきり揺らされて、正直気持ち悪くなってしまいました。

 

最後に残念だったのはハロウィンをあまり感じられなかったことです。

昨日は夕方から貸し切り営業だったため夜のホラーナイトは体験できました。

それでも昼のパレードや施設のデコレーション、お土産などでハロウィンを楽しめるならと思い行きましたが、結果は期待はずれ。

途中までハロウィンイベントをしていることを忘れていました

 

 

まとめ ディズニーが圧勝

 
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ということで個人的な感想ですが、USJはディズニーランド、シーにはまだまだ勝てていないと思います。

 

TDRの方がいい点

・アトラクションの幅が広い

・メインキャラクターがブレない

ファストパスがある

・ジェットコースターが苦手な人に優しい

 

アトラクションの幅はやはりTDRが圧倒的ですね。

特に参加型アトラクション(トイストーリーなど)は子供も大人も楽しめます

長蛇の列になるのは避けられませんが、それも多くの人が楽しめるアトラクションだからなのでしょう。

 

そしてディズニーのメインキャスターは一貫してミッキーとミニー。

USJはオープン当時は鳥のキャラクター(ウッドペッカーだっけ?)がメインだった気がしますが、昨日は一切見かけませんでした。

ミニオンが人気すぎてはじへ追いやられてしまったのでしょうか。

数十年経っても愛されるキャラクターがいることはTDRの大きな強みだと思います。

 

USJにはディズニーでいうファストパスはなく、そのかわりにエクスプレス・パスという有料券があります。

これを持っていれば対象アトラクションの並ぶ時間を大幅に短縮できるわけですが、持っていないと全てのアトラクションに何十分と並ぶことになります。

まさに天国と地獄。

遠方からの交通費とチケット代に加えてエクスプレス代となるもかなりの負担になります。

混む土日に行くならTDRかなと思ってしまいました。

 

そして最後にはジェットコースターが苦手でも楽しめるアトラクションが多いこと

逆にTDRの絶叫系に満足いっていな人にはUSJがおすすめです。

実際絶叫好きの友人たちはUSJのほうが好きと言っています

でもわたしは苦手なのでTDRがいいです。

 

結果、客観的データも個人的感想も「USJがディズニーを超えた」とは言えませんでした。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

久しぶりの USJ、楽しかったです。

ブログの趣旨に関係ないこんな記事を書いてしまうくらい楽しかったんです。

 

でも、絶叫系が多くてつらかったこと、ハロウィン感をあまり楽しめなかったことをどうしても伝えたかったので今回この記事を書きました。

USJファンの皆さんすみませんでした。

 

次は久しぶりにディズニーのハロウィンに行きたいな。

 

 

 

 

『嫌われる勇気』を簡単にまとめてみた


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こんにちは。

うっちーです。

 

いまさらなんですが、岸見一郎氏、古賀史健氏著のベストセラー『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』を読みました。

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]

 

心理学三代巨匠の一人、ルフレッド・アドラーの唱えた個人心理学を哲学者と若き青年との対話を通じて解き明かしていく、まさに名著。

 

香里奈さん主演でドラマ化もしたので、多くの人が知っているのではないでしょうか。

 

画期的ですばらしい内容に感銘をうけ、いざ実践しようと立ち上がりました。

しかし、私の足はそこで止まってのです。

 

まずなにをすればいいのか、と。

 

おおまかな内容はわかっても、行動にうつすにはそれ以上の理解が必要であり、この理解が難しいのがアドラーの個人心理学のやっかいなところです。

 

アドラー自身も『個人心理学は、おそらくすべての心理学のなかで、学び実践することが、もっとも困難である』と言っているくらいですから。

 

そこで今回は復習もかねて『嫌われる勇気』のポイントをおおまかにまとめてみました。

 

※一部ネタバレ要素が含まれています。ご注意ください。

 

 

大テーマ「すべての悩みは人間関係」

 

アドラー「すべての悩みは人間関係」であるとし、だからこそ「人は変われる」そして「幸せになることができる」と説明されています。

 

前半部分では主に自己評価と他者へのしがらみについて書かれています。

ライフスタイルや劣等コンプレックスなど。

 

後半部分では対人関係の複雑に絡み合った糸をほぐす手段について説明されています。

課題の分離、共同体感覚についてなど。

 

つまり、前半では自分の今の状態を知り、後半でそれを変える術を身につけられるように構成されています。

 

 

「ライフスタイル」の目的を考える

 

アドラーはトラウマ(原因論)を否定し、目的論を展開しています。

 

 幼い頃に虐待をうけたこと原因で引きこもっている(原因論

 引きこもっていたいから虐待をうけたことを理由にしている(目的論)

 

手厳しいようですが、われわれは過去や感情に支配されるのではなく、今の目的にあった過去や感情を選びその目的を叶えようとしているのです。

 

いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。

われわれの経験によるショックーいわゆるトラウマーに苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。

自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する。

 

そしてその人の持つ気質や世界観のことを

アドラーは「ライフスタイルと呼びました。 

 

 

 このライフスタイルは自分で選択したものであり、選びなおすも可能です。

 

それでもなお、変われない人は多くいます。

 

本書ではこのような人の心理として、『いろいろ不満はあったとしても「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心』だから変わらないという不断の決心をしていると指摘しています。

 

また、ライフスタイからの流れで劣等感についての説明がありました。

個人的にはここが大変興味深いところでした。

 

人間は「優越性の追求」という普遍的な欲求を持っています。

これは無力な状態から脱したいと願う欲求です。

 

そして「優越性の追求」があるからこそ「劣等感」が生まれるのです。

なぜなら劣等感とは、理想に達していない自分に対して劣っているように感じることだからです。

 

 ふつう劣等感は健全な努力や日々の成長によって埋めることができます。

しかし、その努力や成長をする勇気がない人は「劣等コンプレックス」に陥ってしまいます。

 

劣等コンプレックスとは、自らの劣等感を言い訳に使う状態のことです。

 

 自分は学歴がないからより多く勉強しなければいけない(健全な努力)

 自分は学歴がないからどの企業にいってもダメだ(劣等コンプレックス)

 

劣等コンプレックスに陥ると、本来はなんの因果律もないところに、あたかも重大な因果律があるかのように自分自信に説明し、納得させてしまいます。

見せかけの因果律

 

この見せかけの因果律を使ってライフスタイルを変える決心をしない、その勇気を持たないようにしているから変われないのです。

 

逆にいえば、ライフスタイを変えないという目的があり、そのために見せかけの因果律を使って自分をごまかしているのです。

 

そして本書は言います。

変われないわたしたちに必要なのは『幸せになる勇気』だと。

 

 

「課題の分離」で他者の課題を切り捨てる

 

複雑に絡み合った対人関係の糸をときほどく入り口として、「課題の分離」が紹介されています。 

 

課題の分離とは、自分の課題なのか他者の課題なのかを見極めることです。

 

あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。

 

誰の課題なのかを見極める方法として、

その選択によりもたらされる結果を最終的に引き受ける人は誰か

という視点で考えればおのずと見えてきます。

 

 婚期をすぎてしまった娘にお見合いを薦める母親

 →結婚は娘の課題であり、母親は介入してはいけない

 

人は他人からの評価が気になるものです。

しかしここでも課題の分離をすることが必要になります。

 

 気分がのらず会社の飲み会を断ったが、同僚や先輩から

 ノリの悪いやつだと思われていないか心配

 → 飲み会に行くかどうかは自分の課題

  その決断に対して他者がなんと思うかは他者の課題

 

多くの人が他者の課題であることも自分の課題だと思い、他者の評価を気にしているのです。

 

そんなわたしたちに、できることはただひとつ。

おのれの信じる道を選択することです。

 

他者がどう思うかは他者の課題であり、わたしたちにはコントロールしえないものですから。

 

人生のタスクに立ち向かう

 

自分と他者の課題を分離できるようになるとようやく出発点にたてます。

 

下記の図は「課題の分離」をスタートし、「共同体感覚」というゴールにたどり着くための道を簡単にしるしたものです。

 

 

課題の分離ができただけではゴールへはたどり着きません。

 

そこから「人生のタスク」に立ち向かう必要があります。

 

人生のタスクとは、「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」の3つに分類される対人関係のことです。

 

  •  仕事のタスク:会社や取引先との対人関係
  •  交友のタスク:友人との対人関係
  •  愛のタスク:家族や恋人との対人関係

この3つの対人関係から逃げてはいけないとアドラーは言います。

 

それでも人は、自分の置かれている状況や負っている責任を、他者のせいにしたり責任転嫁することで人生のタスクから逃げてしまうことがあります。

 

これをアドラーは「人生の嘘」と呼びました。

 

人生のタスクに立ち向かえない言い訳(嘘)をあげつらうのです。

 

 理不尽な上司がいるから仕事がうまくいかない

 →理不尽な言動は上司の課題。自分の仕事がうまくいかないという

  自分の課題の責任を上司に転嫁している。

 

人生の嘘を使いそうになったら課題の分離をし、他者の課題は切り捨て、自分の課題に専念しましょう。

 

わたしのなすべきことは、自らの人生に嘘をつくことなく、自分の課題に立ち向かうことなのだ

 

 

自己への執着を他者への関心に切り替える

 

ゴールである共同体感覚はおおざっぱに言うと「所属感」のことです。

つまりは「ここにいてもいいんだ」と思えること。

 

しかし所属感とは共同体に属しているだけでは得られません。

共同体に対して積極的にコミットしていく必要があります。

 

その方法が、人生のタスクに立ち向かうことであり、自己への執着から他者への関心へ切り替えることなのです。

 

本書にはこの切り替えるための方法が紹介されています。

 

  • 自己受容:交換不能なものを受け入れ、変えられるものは変える勇気を持つこと
  • 他者信頼:無条件に他者を信じること
  • 他者貢献:仲間である他者に貢献しようとすること

 

自己受容は自分にコントロールできないものを受け入れること、そして変えられるものを変える勇気を持つこと。

 

すぺてをポジティブに受け取る自己肯定とは違い、あるがままを受け入れ、それでいて前進することをやめないのが自己受容です。

 

他者信頼は無条件の信頼です。

担保付きの「信用」ではありません。

 

他者貢献は仲間のためになることを、自分のためにすることです。

自分を捨ててまで他者に貢献する「自己犠牲」とは違います。

仲間でない人に自分のためだけに貢献する「偽善」とも違います。

 

ちなみに、あなたの貢献が本当に相手のためになっているかは関係ありません。

ここで大切なのは、あくまであなたが貢献したという感覚、つまり「貢献感」を持てればいいのです。

 

 家族のために手料理を作った

 →家族がありがたい、美味しいと思うかは他者の課題

  家族に貢献できたと思えるかは自分の課題

 

他者を仲間だと思え、貢献感を持つことができれば、「所属感」を得ることもできるでしょう。

 

 この所属感(共同体感覚)の先に「幸福とは」についての

回答があるのですが、それは本書を読んでからのお楽しみ。

 

 

読んだ感想 一言でいえばアドラー心理学は難解だが痛快。

 

アドラーの教えは非常に手厳しいと感じました。

難解であり、また手厳しい。つまり痛い。

 

それでも痛いところを何度もつつかれながらも読み進めるうちに

その痛みがやみつきになる不思議な感覚を持ちました。

 

わたしが特に痛かった言葉が「課題の分離」「人生のタスク」「他者への関心」。

 

自分のいままでの人生を振り返り、自己中心的な態度をとり、

「人生の嘘」を使って多くのタスクから逃げていたことを痛感しました。

 

そしてそれは自分自身が対人関係で傷つくのを恐れての行動だったこともわかりました。

 

この本は自分の現状を知り、進む先を教えてくれます。

しかし一歩踏み出すのは他でもないわたしたちです。

 

恐れを取りはらい一歩進む勇気を持つこと、それが『嫌われる勇気』なのでしょう。

 

その勇気の大切さを知ることができるすばらしい本でした。

 

まだ読んでいない方、読み途中の方はぜひ一読されることをおすすめします。

多くの気づきと勇気を得ることができるはずです。

 

ちなみにわたしは3日で3周読みました。笑

 

 

 

もう読んだ方は続編『幸せになる勇気』もおすすめです。

より実戦的な勇気の使い方を教えてくれます。

個人的には衝撃のラストでした。

 

 

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今回簡単にでもまとめ記事を書こうと思ったのは、

アドラーの難解な教えを自分なりに咀嚼しようと思ったからです。

 

本全体ではなく、一部分の要約にとどまるかたちにはなりましたが、

正直今のわたしにはこれが限界なのでしょう。

より理解が深まったら追記しようと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

手取り300万円以下のOLが一年で100万円貯めた話(補足編)


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こんにちは。

うっちーです。

 

昨日はいつもと少しテーマを変えて「貯金」についてお話ししました。

 

 

redzebra.hatenablog.com

 

 

私の3大趣味は読書、お酒、そして貯金です。

 

リアルの知り合いには言いにくい趣味ではありますが、

毎月増えて行く貯金残高を見るのは密かな楽しみです。

 

そんな私も昔から貯金が得意だったわけではありません。

昨日は家計簿の使い方を変えて年100万円貯めたという話を書きました。

 

 

今日はその補足編。

 

・月内に予定外の出費が発生した場合の対処法

・結婚式などの大きな出費が痛くなくなる方法

・クレジットカードの支出の扱い方

 

以上3点についてお話しします。

 

 

予定外の出費が発生したら他のカテゴリー予算をちょうだいする

 

当時の私は給料日に意気揚々と予算設定をして、順調に家計簿をつけていました。

 

そんなある日、4人でやっているライングループにメッセージが来ました。

なんでも、週末に日帰り旅行でも行かないかとのこと。

 

車で2~3時間言った温泉地で温泉と食事を楽しもうというプランで

すでにライングループの他の友人は乗り気でした。

 

しかし今月旅費予算を立てていない私は焦ります。

 

日帰り旅行に使えるお金がないじゃないか!!と。

 

予算設定をしていると度々訪れるふいの出費。

しかも月半ばから月末にかけては予算をだいぶ使っている可能性があるので

かなり焦ります。

 

でも焦っていてもなにも始まりません。

まずは残っている予算でどうにか旅費を捻出できないかと

冷静に家計簿とにらめっこします。

 

すると数百円から数千円単位で余っている予算をかき集めれば

なんとか日帰り旅行に行けそうだということがわかり一安心。

 

無事友人たちと楽しいひと時を過ごすことができました。

 

これを教訓に私は予算に『第二貯金』というカテゴリーを増やしました。

 

これはいわゆる予備資金で、上記のような突然の出費が必要なときには

ここから出すようにしています。

 

また、特に突然の出費がなければ名前の通り貯金に回しています。

 

『第二貯金』のメリットは2つ。

 

急な出費があっても安心

・予定より貯金がたくさんできる

 

どちらに転んでもいいことしかないわけです。

 

 

数ヶ月先の大きな出費は分割する

 

25歳を過ぎたあたりから友人の結婚ラッシュが始まり、

年に数回お祝儀を包んでいました。

 

お祝儀代の3万円だけでなく、ドレス代、ヘアセット代、二次会代と

1回の結婚式に出席するだけで5~6万円飛ぶこともありました。

 

当時手取り15万円ほどだった私には結婚式の出費はかなり手痛いものでした。

 

そこで編み出したのが、

大きな出費は数ヶ月に分割して予算に組み込むという技です。

 

「技」と書きましたが、やり方めちゃくちゃ簡単です。笑

 

例えば12月の結婚式には6万円かかるなと思ったら、

9月から12月にかけて毎月1万5千円ずつ予算にいれておくだけです。

 

そうすれば12月の結婚式までに6万円貯まっていることになります。

 

これをすることで大きな出費のたびに貯金に手をつけることもなくなり、

すべての出費を毎月の予算の中でまかなえるようになります。

 

どんな大きな出費も貯金を切りくずさずに捻出できるようになれば

おのずと貯金体質に生まれ変わることができます。

 

 

クレジットカードは使った月の出費として扱う

 

私はネットで買い物する際にクレジットカード決済をよく利用します。

 

しかしクレジットカードを使うと、使った月と実際にお金を支払う月が

異なることがあります。

 

かつての私は無計画にクレジットカードを使用して、

翌月10万円の請求書を見て慌てて貯金をおろすなんてこともありました。

 

これを防ぐ方法はたった一つ。

 

クレジットカードを使ったら、使った月の出費として扱うこと。

 

基本的ですが、これが一番効果的です。

 

今月2,000円のネットショッピングをしたら、

今月の出費として2,000円を家計簿につけるだけです。

 

そうすることで引き落としの際に慌てて貯金に手をつける必要がなくなります。

 

 

貯金したければいかに貯金に手をつけないかを考える

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

かつて無計画出費で返せど返せど借金が膨らんでいたのが嘘のように

今では何も考えずに毎月貯金できるようになりました。

 

しかしはじめのころは衝動買いを抑えること、家計簿をつけること、

この2つに苦しみました。

 

節約にストレスも感じていましたが、この予算設定をうまく使えるようになり

「使えるお金がない」から「あるお金をどう使うか」にシフトすることができ

めでたく貯金体質に生まれ変わりました。

 

貯金に手をつけることさえなければ、少しずつでもお金は貯まります。

 

諦めずに楽しく貯金を続けましょう。

 

 

 

年収300万円のOLが100万円貯めた家計簿の使い方


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こんにちは。

うっちーです。

 

リアル知り合いには言えない私の趣味。

それは貯金残高を見て一人ウハウハすることです。笑

 

しかし昔は衝動買いや無駄遣いが多く、貯金とは無縁の生活でした。

 

カードローンの負債が50万円まで膨らんだこともあります。

 

さすがにこのままではまずいと思い試行錯誤の結果、

今では年100万円の貯金ができる貯金体質に生まれ変わることができました。

 

今日は手取り年収約300万の私が年100万円貯金できるようになった

家計簿の使い方をご紹介します

 

 

予算会議を制するものが貯金を制する

 

私の場合毎月20日頃に給与明細が送られてきます。

そこから月末までの約10日間の中で『予算会議』をしています。

 

「先取り貯金をするとお金が貯まる」という話を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ここではその応用編「すべての支出を先取りするとお金が貯まる」を提案します。

 

どういうことかというと、すべての支出をカテゴリー分けし、

ひとつひとつに予算を振り分けるのです。

 

私はこれを『予算会議』と呼んでいます。

 

予算会議と言っても、携帯さえあれば10分でできてしまいます。

 

これを始めてから収支がマイナスになることはなくなりました。

むしろお金が余るから当初の予定より多く貯金できるなんてこともあります。

 

 

携帯アプリでカテゴリー設定をしよう

 

個人的に家計簿アプリに求めるものは、下記の5点です。

 

・カテゴリー分けができる

・カテゴリー別に予算設定ができる

・カテゴリー名を自分で設定できる

・カテゴリー別で予算残高が表示される

・今月の全体の残高が表示される

 

そんな私がここ2年ほどお世話になっているのが

「貯まる家計簿 無料版(Advent Mobile Designs)」です。

 

「家計簿 無料」で検索すると必ずと言っていいほど上位に表示される人気アプリ。

 

データのバックアップができるため、一度設定してしまえば

機種変更しても再度設定する手間がなくなるのは大変便利です。

 

 

予算会議は隙間時間で

 

前述したとおり、私は毎月20日~月末までの間に予算会議をしています。

しかし、予算会議は慣れれば10分もかかりません。

 

ではどうして10日間も猶予があるのかというと、

ただただ家計簿のカレンダーを1日始まりにしたいだけです。

 

今勤めているの会社は毎月20日に給料が振り込まれます。

なので20日~翌月19日を一ヶ月としてもいいんですが、

なんだか気持ち悪くて…

こういうところだけA型発揮。

 

なので予算会議に10日もとる必要はありません。

 

電車の待ち時間やランチが運ばれてくる間にサクっと予算を立ててしまいましょう。

 

ちなみに私の今月の予算はこんな感じ。

 

○うっちーの予算明細(2017年9月)

 ・収入…20万円

 ・支出…20万円

   内訳 貯 金…50,000円★

      家 賃…20,000円★

      携帯代…10,000円★

      ジム代…7,000円★

      保険料…3,000円★

      飲食費…40,000円

      旅行費…30,000円

      美容費…16,000円

      本雑誌…6,000円

      被服費…5,000円

      趣味代…3,000円

      医療費…3,000円

      交通費…1,000円

      その他…6,000円

 

ちなみに★がついている5つは固定費です。

家賃は実家なのでかなり安くすんでおります。ありがたや。

 

今月は美容院(15,000円)とUSJへの旅行のためけっこうきつきつです。

美容院代ほんと高い。

 

細かい節約より固定費を見直すことが圧倒的に大切です。

 

かくいう私もかつては保険や習い事、月会費制のネットサービスなど

たくさんの固定費がありました。

しかし本気で貯金をしようと思いいくつも解約しました。

 

あとは実家に出戻りしたので、家賃は実家にいれる2万円のみ。

その際、車も手放したので駐車場代や税金もかからなくなり

大幅な負担減に成功しました。

 

ちなみに昔の固定費は手取り15万円に対し7万円ほどありました。

これじゃあ貯金なんてできるわけがないですよね。

 

あとは予算金額を使い果たすだけ

 

予算設定ができたらあとは収支を入力するだけです。

しかし家計簿をつけていると、残高ばかりが気になります。

 

衝動買いで5,000円も使ってしまった、今月はあと3,000円しか使えない。

なんてこともしばしば。

 

お金を使うことに罪悪感すら抱いてしまいます。

 

それでは家計簿も貯金も楽しくないですよね。

 

これを解消するコツがあります。

 

それは『予算は達成すべき目標である』と思うことです。

 

つまり予算金額を目一杯好きなものに使うのです。

 

そんなことしていたら貯金なんて無理じゃない?

と思うかもしれませんが、大丈夫。

 

なぜかと言えば、貯金するお金は前もって予算で決められているからです。

「貯金カテゴリーのお金を目一杯に使う」=「全額貯金する」になるので

貯金ができない心配はありません。

 

そうすることで、あと◯◯円しか使えないという思考から解放されます。

 

むしろあと〇〇円使えるから何に使おう、無駄なものには使いたくないな、

衝動買いを防ぐ効果もあります

 

慣れてくると、限られた予算を有意義に使うゲームのような感覚になり

ストレスなく家計簿を続けれるようになります。

 

私は予算の90~99%を目標に使い切るようにしています。

とはいえ意外と使いきれないので、余ったぶんは貯金予算へ回します。

 

・貯 金…50,000円 → 53,000円

・飲食費…40,000円 → 35,000円

・本雑誌… 6,000円 →  8,000円

 

このように月途中で何度か予算設定を見直します。

こうして90~99%の目標達成を毎月の課題にしています。

 

 

予算内でやりくりできれば貯金は余裕でできるようになる

 

すべてを先取りする貯金術、簡単ですがかなり効果があります。

 

私はこの方法のおかげで浪費体質から抜け出し、

手取り年収約300万円で100万円貯めることができました。

 

友人の結婚ラッシュで出費が続きくじけそうになるときもありましたが、

使い切っていいお金があるという精神的なゆとりが支えになりました。

 

貯金は大変、節約は苦しいと思っている人が多いですが、

お金は使ってなんぼ。

 

使うことに重点をおいて貯金を楽しみましょう。